『フロー』とは『流れる』などの意味。
フローマーケティングとは、
その会社さん・商品が本来持つ力が、阻害要因なく存分に発揮され、
それを必要としているお客さんに、滞りなく伝わるように
=「伝わってない」を解決したい
という思いを込めた弊社の造語であり、社名です。
同じものを売っていても、「伝わるかどうか」で
ホームページの反応率は大きく変わります。
お客さんは、知りたいんです。
そして、伝える努力は、売り手にしかできません。
「無理やり売り込むサイト」ではなく、「伝わるから、圧倒的に売れるサイト」を中心とした、
お客さんとのコミュニケーション最適化。
そうして、クライアントさまのお役に立つのはもちろん、
商品・サービス・情報・お金・想い・各企業や人の個性などの
流通におけるムダや詰まりを取り除き、社会全体の循環効率の良化に貢献すること。
さらに、中小企業さんに本質的なマーケティングスキルを身につけていただくことで、
多様な需要とそれに応える供給が共存できる社会に貢献することが、
フローマーケティングのミッションです。
※確度=確実さの度合い。確からしさ。
フローマーケティングメソッドは、ホームページや広告の作成・運用を、
代理店や作成会社さん任せではなく、自社で行う中小企業さんに向けて、
「ポイントを押さえて、リスクを最少に、かつ、最大の成果を出せるように」作った、
ホームページ作成の理論です。
もちろん、完成・公開して売上(事実)となるまでは、どんなに考え抜いても「仮説」に過ぎず、
100%うまくいきますと「断言」はできません。
ですが、大きな人件費・時間・制作コストをかけて行うホームページリニューアルの失敗は、
場合によっては企業の屋台骨を脅かすくらいのダメージを与えてしまいます。
「弊社への投資を判断していただくからには、少しでも確度を上げ、確信を持ってお役に立ちたい」
と研究を続け、形になったのが、ここでご紹介するフローマーケティングメソッドです。
中小企業さんの資源は、大手さん以上に限られています。
やればやるほど成果に近づくところはしっかりやりますが、やらなくていいことは、やりません。
量産するための均質化ではなく、
クライアントさんの主体性と個性を活かし、成果を最大化することを優先した、
オーダーメイド性の高いメソッドです。
ホームページ作成のために生まれた理論ですが、
フルリニューアルに限らず、きっと御社の伸びしろを見つけてもらえるはず。
また、本質的なマーケティングスキルとして、
ホームページ作成以外のあらゆるお客さんとの接点にも、応用いただけます。
フローマーケティングメソッドは、前職の(株)キーワードマーケティングで教えていただいたことを前身として、大浦自身が現場で携わってきた数々のリアルなケースとその考察、エイドリアン・ベジャンが提唱する物理法則「コンストラクタル法則」、そしてコンサルタントとして学んだ組織論・能力開発論の視点が融合して、生まれました。
マーケティングも組織論も、共通する原理の上に成り立っている。
それに気づいたとき、これまで現場で奮闘してきたことに一気に骨格が与えられました。
その過程で、ピーター・F・ドラッカーのマネジメント論にも、大切なヒントと裏付けをいただきました。
個人も、会社組織も、そして市場も、それぞれが「有限大の流動系(組織)」。
だから、流れをよくすることで、無理なく自然に、大きな成果が出るのです。
「少しでも確度を上げ、確信を持ってお役に立ちたい」
そう考えて2008年から研究を続け、以下3つの方法にたどりつきました。
これらを活かして作ったホームページ作成理論が、フローマーケティングメソッドです。
1.売り手の個性と、お客さんの意思を尊重し、双方のエネルギーを最大限活かす
無理がなく、自然に、確実に、大きな成果が出ます。
2.様々な視点、両極の行き来で、思い込みや抜け漏れを極力排除する
・主観と客観、多様な視点の使い分け
・感性による大胆な仮説と、データ・ロジックによる裏付け
・俯瞰による大局観(戦略)と、サイト上での細かい接客(前線)
3.全てが等しく重要、ではない。ボトルネック解放ポイントの見極め
これにより、効率的に、確度高く、成果が出ます。
※コーディング=ホームページとして閲覧できる形のデータを作成すること
※アップロード=データを、インターネットで閲覧できるよう公開すること
まずは全ての土台となる「事実」を、様々な方法で集めます。
「思い込み」にプロジェクトの成果が左右されないための、大切なステップです。
いきなりコンテンツの作成に入るのではなく、まずは集めた事実をベースに戦略を立て、「誰に、何を伝えるか」を明確にします。
戦略無しにコンテンツを作成すると、その場その場の思いつきや、担当者さんの好みで、都度判断しかねません。
それが積み重なると、発するメッセージに一貫性が無くなり、せっかくの御社の良い点が、求めているお客さんにちゃんと伝わらなくなってしまいます。
しっかりした「戦略」があることで、実際のコンテンツ作りで迷ったりブレたりすることなく、確信を持って成果に近づけていくことができます。
フローマーケティングメソッドでは、市場全体を俯瞰して、「お客さんのニーズ」「競合他社や代替選択肢の状況」そして「御社の状況」のバランスをとりながら、御社が最も輝き、それにより売上利益を最大化(最適化)できる、御社固有のポジションを見つけます。
十把一絡げに「売れるサイトの型」に当てはめるのではなく、御社だからこそ、の、市場での御社固有の役割を見つけます。
それには、その会社さんの強みはもちろん、一般的に弱みと思われていること(例:値段が高い、品揃えが少ない、納期が遅い、場所が遠い、あったほうが良いと思われているものが無い、など)にも、ひとつの個性として向き合い、様々な視点から、伝えられるメッセージが無いかを、隅々まで検討します。
真摯にビジネスをされているのであれば、必ず、反面の強みや思い、替わりに提案できることがあるからです。
(この時点で、お客さんにとって「御社で買う理由」が特に無いことに気づいたら、商品・サービス自体にテコ入れが必要になることも、もちろんあります。
それも、市場全体を俯瞰して、周りとのバランス、という視点でで自社を見るからこそ、気づけること。
現在は特に問題が無い場合も、長期的にはきっと、気づいて対策しておいてよかったと思われる時がくるはずです)
そして、この「弱みを強みに転換する」ことこそ、売り手の個性の輝きを最大化し、「一般的な売れているサイトのコンバージョン率1%」を大きく超えて、2倍3倍に飛躍させる、大きな力になります。
御社のお客さんになったほうが幸せであろう人が、合わない競合他社に間違って行ったり、諦めたりしないように、伝えられる事実をきちんと伝え、売り手として視点を提供するのです。
そうすれば、お客さんは、それを知った上で、どこで買うか判断することができます。
「その会社さんらしい」良さが最大限伝わることで、成果は圧倒的になりますし、コンバージョン後のお客さんとのやりとりもスムーズになり、探していたものに出会えたお客さんにも喜んでいただくことができます。
さらに、競争戦略においては、全ての点が等しく重要なのではありません。
オセロがひっくり返るように、全体の形勢が大きくガサッとひっくり返るポイントがあります。
これを、フローマーケティングメソッドでは、「ボトルネック解放ポイント」と呼んでいます。
例えば、ある季節商材で、シーズン中に競合サイトがリニューアルして対前年同月90%のコンバージョン率に落ち込んだところを、数日の簡単な調整で、260%まで回復した事例もあります。
ボトルネック解放ポイントを見極めて、集中的に対策したからこそ、迅速に、確実に、大きな成果が出せた例です。
ボトルネック解放ポイントは、通常、データには現れません(計測できない)。
市場を見渡して、「考える」のではなく、「感じて」見つけます。
そのための方法論も、フローマーケティングでは研究を続け、少しずつ形になってきました。
フローマーケティングメソッドでは、専門性が高いと考えられている戦略作りのステップにも、当事者である社長さんや担当社員さんに参加いただき、大浦のマーケティング視点を交えてディスカッションしながら、御社らしい、より良い形を見つけていきます。
それには、ロジカルな思考が必要ですが、頭だけで考えると、大きく外したり、抜け漏れがあったりします。
常に「本当にそうかな?」と疑いながら、「考える」と「感じる」を行き来することで、「圧倒的に」「確度高く」成果を生むことができます。
こうして生み出した戦略は、ホームページ作りだけでなく、接客や商品開発、店舗運営など、事業全体の指針になったとお喜びいただくことも多いです。
せっかくホームページに掲載しても、その情報がお客さんの目に触れなければ、伝わりません。
作成する側は、「ホームページに情報を載せれば、読んでもらえるだろう」とつい考えてしまいがちですが、これは大きな誤解です。
現代の一般的なユーザーは、ホームページの隅から隅まで見ることのほうが、まれです。
ご自身がお客さんである時の行動を思い返していただくと、想像しやすいと思います。
「見られる」ではなく、「見られない」が基本で、だからこそ、作成する側が「どう工夫したら見てもらえるか」という視点で、各情報の配置を戦略的に設計する必要があります。
フローマーケティングメソッドでは、ホームページへの流入元・お客さん各層のニーズ・商品やサービスの特性などを考慮しながら、お客さんの自発的動きを想定・サポートし、サイト内どの道筋を通っても、コンバージョン(購入・申込など、ユーザーが起こすアクション)までに必要な情報が極力伝わるように、道筋と、その内容を設計していきます。
同様に、サイトの中だけでなく、その手前(広告など)や、コンバージョンした後のメール等でのコミュニケーションにおいても、各情報の配置とタイミングを戦略的に設計します。
売り手には分断して見えますが、お客さんにとっては、これらは一連の経験だからです。
これにより、さらに確実な成果に近づくことができます。
戦略で定義した「伝えたいメッセージ」を表現する、文章や写真・イラスト・デザインなどのホームページ内容を作成していきます。
フローマーケティングメソッドでは、ホームページのコンテンツ作りは、サイトという場での、「顔は見たことはないけれど、ひとりひとりのお客さん」への「接客」だと考えています。
ここで注意したいのが、売上や反応率を目標として持つのはもちろんいいのですが、それを「目的」としてコンテンツ作成(接客)してしまうと、結果として、売れません。
お客さんは、自分の問題を解決したり、欲しい結果を得たりするためにお金を払うのであって、売り手の売上を上げるために、ではないからです。
これも、ご自身がお客さんである時のことを思い返していただくと、想像しやすいと思います。
サイトの閲覧も購入も、行動を起こすのは、あくまでお客さんです。
私たち売り手の仕事は、お客さんの意思と、自発的な動きをサポートすること。
コンテンツを作成するときは、ただひたすら、お客さんの「これ見たら、こう考えるんじゃないかな?」「こういう不安が生まれるんじゃないかな?」「こういう情報が欲しくなるんじゃないかな?」を想像し、先回りして応え、お客さんの問題を解決しよう、という思いで作ります。
決して、一方的な「『広告』のクリエイティブ作成」ではありません。
売り手の言いたいことばかりを言うのではなく、お客さんの思いに寄り添い、間をとりながら、サイトを通じてコミュニケーションし、接客しているのです。
その上で、売り手の伝えたいことも伝えられるように。
お客さんと、売り手の思いのバランスをとりながら、形にしていきます。
結果、数字は自然についてきます。
ホームページが完成して公開したら、お客さんの反応や各数値を見て、必要に応じ、微調整していきます。
まずいちばん大きな指標として、コンバージョン率(ホームページを訪問したユーザーが、お問合せや購入などのアクションを起こしてくれる確率)と、広告費をかけている場合は顧客獲得単価(CPA。お客さんを一件獲得するのにかかった広告費)を、広告の管理画面やアクセス解析ツールなどを使い、確認します。
それから、お客さんが想定どおりに動けているかを確認します。
その結果により、そのサイトをさらに細かく調整していくのか、それとも次の施策に移るのかを、その会社さんごとのボトルネックに合わせて検討します。
サイトは、出来上がってからが新たなスタートです。
公開したサイトを見たお客さんのリアクションを、市場からのフィードバックとして取り入れ、自社の中で消化する。
サイトの調整だけでなく、時には新商品追加や、既存商品の改善など、商品・サービスレベルで取り入れていくことも。
そうして、またその結果を発信していく。
この、インプットとアウトプットの「マーケティングサイクル」が回るようになると、サイトも事業も、どんどん強くなっていきます。
接客担当の方に、よくあるお問合せや課題などを都度リストアップしていただき、ブラッシュアップしていくのもおすすめです。
上記のような、マーケティング戦略作成から売上につながるまでのステップは、大きな組織だと、部署によって分断されていることが多いです。
これらを、同じ人・チームが一貫して担当できるのは、中小企業さんの大きな強みなのです。
上記のステップを経て、ホームページがらどんどん注文が入り出す瞬間は、何度経験してもゾクゾクします。
「お客さんは、自分のニーズを満たして問題解決することができる商品とホームページを、市場で待っててくれている」ということを、肌で感じる瞬間です。
ちょっと難しく聞こえたかもしれませんが、ご安心ください。
マーケティングが初めての担当者さんたち、様々な会社さまに実践いただき、プロ顔負けの成果を出していただいています。
このサイトでは、フローマーケティングメソッドの詳しい具体事例は掲載していませんが、どうぞ、御社のプロジェクトを題材に、フローマーケティングを体感しにいらしてください。
御社の商品・サービスを、市場でお待ちのお客さん、お困りのお客さんに、一緒に届けていきましょう。
売り込まないけど、堂々と売る。
伝わるから、圧倒的に売れる。
フローマーケティングメソッドを、
御社に合ったメニューで体感してください